バギオの魅力は何と言っても過ごしやすい気候にあります。
南国フィリピンにありながら、年間の最高気温が24度前後ととても涼しく、エアコンいらずのとても快適なエリアなのです。
フィリピン有数の避暑地としても知られ、毎年多くの観光客が夏の暑さをしのぎにバギオに訪れます。
涼しい気候で勉強に集中しやすいという利点から、留学生からも高い人気を誇ります。
ただし、バギオには乾季と雨季があり、訪れる時期によっても環境が大きく変わってきます。
旅行や留学の前に季節に合わせた適切な準備ができるように、こちらのページではバギオの気候について詳しくまとめます。
バギオの季節
バギオでは、乾季と雨季の二つの季節があります。
それぞれの時期と特徴を見ていきましょう。
バギオの乾季の特徴
バギオの乾季の期間は11月から5月です。
雨がほとんど降らず、快晴の日々が多いのでバギオに訪れるには最高の季節です。洗濯物もすぐ乾きます。
ただし、日差しが強いので日焼け止めを持参することをお勧めします。
このシーズンは、サンフェルナンド、ハンドレッドアイランドといったビーチリゾートやサガダ、バナウェ、ビガンなどの山岳エリアや世界遺産巡りなど周辺エリアを旅行するにも最適な季節です。
バギオの雨季の特徴
逆に、雨季は6月~10月までです。
雨季と言っても、一日中雨が降り続くわけではなく、朝方は基本的にからっと晴れており夕方ぐらいからスコールのような強い雨が降るのが特徴です。
7月から9月の台風シーズンには何日間か激しい雨が降り続くこともあります。その際には、軽度の浸水や雨漏りの被害が出る建物もあります。
また、外出中に急に空模様が変わり雨が降り始めることも多いので、折り畳み傘やレインコート、レインブーツ、ビーチサンダルは必需品です。
また台風シーズンは、土砂崩れが起きる可能性が高いのでサガダやバナウェといった山岳部に旅行するのは控えましょう。
バギオの年間気温、湿度、雨量
上記の内容をさらに正確に把握するために、データでも見てみたいと思います。
下記に記載されているのが、バギオの年間の気温、湿度、雨量を記したデータになります。(※数字はWikipedia参照)
平均最高気温 | 平均最低気温 | 雨量(mm) | 湿度 | |
1月 | 22.6 | 12.9 | 12.1 | 80 |
2月 | 23.6 | 13.1 | 35.8 | 78 |
3月 | 24.7 | 14.3 | 55.9 | 78 |
4月 | 25.1 | 15.5 | 102.9 | 80 |
5月 | 24.6 | 16.2 | 331.1 | 86 |
6月 | 23.6 | 16.0 | 480.6 | 88 |
7月 | 23.0 | 15.9 | 670.8 | 90 |
8月 | 22.0 | 15.7 | 847.9 | 92 |
9月 | 22.9 | 15.4 | 582.3 | 90 |
10月 | 23.5 | 14.8 | 262.4 | 87 |
11月 | 23.2 | 14.8 | 152.3 | 83 |
12月 | 22.8 | 14.0 | 28.8 | 80 |
最高気温は、年間を通して22度から24度ぐらいであることが分かります。
日本で言うと4月、5月あたりのぼかぼかした陽気をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。
最低気温も12度と少し肌寒いぐらいまで下がります。特に、1月、2月の早朝や深夜などは長そでなしでは震えてしまうぐらい肌寒くなります。
また雨量の欄を見てみると、5月から10月の雨季のシーズンにかけて雨量が多くなっているのが分かると思います。
また、湿度の部分を見ると年間を通して湿気は高いように見えますが、バギオは気温が低いので日本の雨季のように蒸し暑くならないため、不快感はほとんどありません。
ただし、カビの発生には注意が必要です。いつの間にか服や革製品、食べ物がカビに侵食されていることがあります。
数日の滞在であれば問題ありませんが、留学生は雨季の時期には革製品などはもっていかないほうがいいでしょう。
また、カビやハウスダストに対するアレルギーがある人もこの時期は特に注意が必要です。
バギオでの服装
季節によって適切な服装や準備するものも異なってきますので、時期別のおすすめの服装についても触れておきましょう。
11月から3月
11月から3月は、乾季でやや肌寒くなる日も多いです。日によっては、薄手のダウンを着る人もいるほど冷え込みます。
半袖でも過ごせないわけではないですが、長そで長ズボンは持参したほうがいいでしょう。またパジャマには厚手のスウェットがあったほうがいいでしょう。
この時期は日本でいう秋コーデがおすすめです。
ボトム:デニム、短パン
靴:スニーカー、ブーツ、サンダル
4月から5月
4月から5月は、比較的暖かい日が続きます。日中も半袖半ズボンで過ごせるぐらいの気温です。
歩いていると汗ばむぐらいアツくなることもあります。
女性はスカートやショートパンツなども履きやすい時期ですね。
この時期は、日本でいう夏コーデがおすすめです。
ボトム:デニム、ショートパンツ、スカート
靴:スニーカー、ブーツ、サンダル
6月から10月
6月から10月の雨季の時期は、外に出るときはビーチサンダルにショートパンツ、そして折り畳み傘を持って歩くのがおすすめです。
雨でも気温はそこまで下がりませんので厚着をする必要はありませんが、雨雲で日差しがさえぎられて肌寒く感じる日もあるので一枚は折れるものは持っておくといいでしょう。
この時期は、日本で言うと梅雨コーデがおすすめです。
ボトム:デニム、ショートパンツ
靴:スニーカー、レインブーツ、サンダル
まとめ
いかがでしたか?
ご覧いただいたように、バギオは一年を通してとても涼しい気温が続く楽園のような場所です。エ
アコンを使う必要もないので体にもいいし、エアコンが苦手な方や冷え性の方なども快適に生活できます。
ただし、バギオには乾季と雨季の二季があり、季節によってアクティビティに差が出てくるので事前にチェックが必要です。
バギオを訪れる季節によって持ってくる荷物の種類や量も変わるはずですから、こちらの情報を最適な旅の準備に役立てて頂けたら幸いです。