セブ島は、日本でも有名なビーチリゾートの一つです。そして、フィリピン留学においても最も知名度がたかい人気エリアでもあります。
そんな知名度の高いセブ島ですが、実際のイメージがあまりわかないという人も多いのではないでしょうか?
もしくは、白砂のビーチがそこかしこにある場所というイメージを持たれているかもしれませんね。
そこでこちらのページでは、セブ島の情報をまとめてみました。立地、治安、気候、観光など留学や旅行前に知っておきたい情報をポイントを絞ってまとめています。
セブ島に留学を検討されている人の参考になれば幸いです。
ビサヤ諸島の中心部
セブ島は、フィリピンの中心部に位置するビサヤ諸島群の中心部にある島です。
ビサヤ諸島には、セブ島の他にもボホール島、サマール島、シキホール島、ネグロス島、レイテ島、パナイ島などの島々があります。
セブ島は、国際空港があるマクタン島とセブシティなどがあるセブ本島の2つの島で構成されています。下記にそれぞれの特徴をまとめます。
マクタン島
マクタン島は、セブ島中部の東に位置する小さな島です。セブ・マクタン国際空港があるので、日本からセブ島に渡航する人がまず降りた土になります。
2019年にセブマクタン空港は新設され、近代的な国際空港へと生まれ変わりました。
マクタン島は、セブシティからはセブから一番近いリゾートエリアと言えます。マクタン・ニュータウン・ビーチなどが有名。日本人旅行客ツアー旅行などで宿泊するホテルの多くはマクタン島にあります。
高級レストランやカジノ、クルーズなど大人の遊びを楽しめるスポットもたくさんあり、南国リゾートでのバカンスを存分に楽しめる場所です。
一方で、リゾートエリアを少し離れると、のんびりした田舎町の雰囲気もあり、どこかゆったりとした気持ちにさせてくれる一面も持っています。
セブ島
セブ島は南部に200キロメートル続く長細い島です。
セブ島は、中心部、北部、南部の3つのエリアに分けると説明しやすいです。
中心部セブシティはメトロマニラに次ぐフィリピン第2の都市です。1521年の大航海時代にインド根氏をを目指い後悔していたマゼラン一行が上陸したことでも有名ですね。
セブ島には、100校を超える語学学校があると言われていますが、ほとんどの学校はこのセブシティ周辺に集中しています。
セブシティ内でもサン・ペドロ要塞やカルボン・マーケットなど下町の雰囲気が今も残るメトロ・セブエリア(ダウンタウンと呼ばれる)とITパークや大型ショッピングモールが立ち並ぶ新興開発エリア(アップタウンと呼ばれる)ではだいぶ街の雰囲気も違います。
セブ島南部は、モアルボアルやオスロブなど有名なダイビングスポットが点在するビーチアクティビティエリアです。
モアルボアルでは、サーディンラン(イワシの大移動)やカワサン滝が有名。オスロブではジンベイザメと泳げるダイビングツアーが人気です。
セブ島北部には、バンタヤン島やアラパスクア島など手付かずの綺麗な自然と美しい海が広がる離島のビーチリゾートがあります。
セブ島は、中心部に生活機能の多くが集中しており、北部や南部はバカンスを楽しみに足を運ぶ場所であるといえそうです。
セブ島へのアクセス
ここからは、日本からセブ島へのアクセスをまとめます。
日本からですと、マクタン空港に発着する便に乗り、マクタン空港からタクシーなどの移動手段を使ってセブ島へとアクセスることになります。
日本からマクタン空港へのアクセス
日本からマクタン空港へは、成田空港からフィリピン航空とセブパシフィック航空の2便、名古屋空港からフィリピン航空が1便、関西空港からフィリピン航空が1便就航しています。
フィリピン留学が決まったら、次は航空券を購入する必要があります。でも、実際どの航空券を購入すればいいか迷いますよね。そこでこちらのページでは、日本とフィリピンを結ぶ直行便のフライトをまとめました。日本の主要空港から、マニラ、セブ島、[…]
人気のリゾート地の割には、意外と日本からの直行便は少ないですね。
マニラ空港を経由して、国内線にのってマクタン空港に行くという手段もあります。その場合、セブパシフィック航空などの格安航空会社を使えば、安いときで片道3,000~5,000円程度でチケットが購入できます。
マクタン空港からセブ島へのアクセス
マクタン空港からセブ島へは、マクタン島の北西部にある2本の大きな橋(オスメニャ橋とマルセロ・ファーナン橋)のどちらかを渡っていくことになります。
橋が日本しかない割りに交通量がかなり多いので、連日渋滞がひどく、マクタン空港からセブ島に入るまで1時間以上かかる場合もあります。
そういった混雑を解消するためもあって画、現在、セブとマクタン島を結ぶ第3の橋を建設中です。完成は、2021年を予定しているそうです。
セブ島の治安
次にセブの治安についてまとめます。
セブの治安を安全な旅行地として人気なシドニーと比較してみましょう。
どちらも安全度の指数では高得点をっており、高い安全度を示しています。ただ、セブの場合、ドラック関連の指数が高いのが気になるところではあります。
特に、コロンストリートという通りの一部はあまり治安が良くないエリアとして知られていますので、夜は絶対に近づかないでください。昼間でもなるべく近づかないようにしましょう。
セブ島の気候
セブ島は年間を通じで最高気温が30度前後、最低気温が25度前後と常夏のエリアです。明確な雨季はなく、1年を通してからっとした気持ちのいい天気が続きます。
服装は、基本的に半袖半ズボンが中心になるでしょう。ただ、語学学校の教室はエアコンが効いていて寒い場合があるので上着は合ったほうがいいか漏れません。
※World Weather & Climate Informationより引用
最低気温は、22~24度です。夜は比較的涼しくなります。
※World Weather & Climate Informationより引用
明確な雨季はないと言われてますが、上記のグラフを見ても分かるように、6月から12月までは比較的雨の多い季節です。
ただ、マニラやバギオがあるルソン島エリアと違い台風の被害がそこまで大きくならない点は魅力です。
セブ島の医療
セブ島の医療事情にも触れておきます。
セブ島には、現地の医療機関で日本人患者のサポートをしてくれるジャパニーズヘルプデスクが入っている病院が4つあります。
- Cebu Doctors’ University Hospital
- Cebu chong hua mandaue hospital
- UC Medical Center
- Mactan Doctor’s Hospital Inc.
上記の病院は、施設もきれいで設備も整っていますので、万が一の時でも安心です。
海外旅行や留学に行った後、現地で病気になったらと思うと心配ですよね。海外では予期せぬこともたくさん起こりますから、緊急時に適切な対応ができるように現地の医療事情についても知っておきたいところです。そこで、こちらのページでは、フィリピ[…]
セブ島の交通
次は、セブ島の交通手段です。セブ島の中心であるセブシティでは、様々な種類の交通手段があります。
タクシー
タクシーを使うには流しのタクシーを捕まえるか、Grabタクシーなどの配車アプリを使う方法があります。セブシティでは、流しのメータータクシーを使ってもあまりぼったくりなどもありませんでした。
ただ、マクタン島のドライバーはメーターを使ってくれず態度も悪い印象がありました。(たまたまかもしれませんが、そういうドライバーが多かったです。)
そのため、やはりタクシーはGrabタクシーを使うのが無難かと思います。
グラブカー
セブ島ではGrabカーも使えます。
これは現地でGrabカーを使用した感想ですが、Grabカーのほうが車がきれいで、ドライバーのサービスの質も高かった印象があります。
GrabタクシーとGrabカーでは多少値段が違い、Grabカーのほうが安い場合も多いので頻繁に活用すると良いでしょう。
バイクタクシー
バイクタクシーは、バイクに二人乗りして目的地まで届けてくれる便利な交通手段です。
交通渋滞も気にせずすいすいと移動できるというメリットがあります。ただ、いろんな人が被った使いまわしのヘルメットをかぶるのには少し抵抗があります。
また、値段は、ドライバーとの交渉になりますので相場を知らないと多少ぼられるかもしれません。
マイバス
2015年から運航を開始したセブ市内を走る路線バスです。運行時間は、朝8時から夜10時まで(ルート③のみ夜9時で終わり)で運賃は、25~40ペソです。
以下のルートで運航を行っています。
ルート① | パーク・モール⇔マンバリン | 25ペソ |
ルート② | タリサイ⇔マンバリン | 25ペソ |
ルート③ | 空港⇔SMセブ | 25ペソ |
ルート④ | タリサイ⇔マンダウエ | 40ペソ |
Extended Mandaue Rout | SMセブ⇔Jセンター | 25ペソ |
セブ市内を南北に横断して走っているので路線さえ把握してしまえば、便利な移動手段ですね。
参考記事:Mybus
ジプニー
アメリカ軍が載っていたジープを改造したのが起源といわれる、路線バスのような乗り物です。フィリピンの庶民の足として活躍しています。
セブ島の観光スポット
セブ島は、週末に観光できるスポットがたくさんあります。
ここからは、マクタン島周辺、セブ市内、そしてセブ以外の周辺観光地をまとめたいとおもいます。
マクタン島観光
マクタン島の観光の魅力は、マリンスポーツとバカンスをどちらも満喫できること。
昼間は、ダイビングやバナナボート、水上オートバイ、シュノーケリングなどのマリンスポーツを存分に楽しみましょう。
人魚のコスプレをして写真が取れるマーメイドフォトもインスタ映えすると大流行中です。
夜は、のんびり羽を伸ばして優雅なビーチリゾートバカンスを楽しましょう。スパやマッサージなどもたくさんあるので日ごろの疲れを癒せます。
高級な隠れ家レストランで夕食を取ったり、カジノで羽目を外してみたりとちょっぴり贅沢な大人の時間を満喫することができます。
セブ市内観光
セブ市内の観光の特色は、新興開発エリアであるアップタウンと歴史的な建築物が多いダウンタウンで大きく変わってきます。
アップタウンと呼ばれる、新興開発エリアには、ホテル、レストランやカフェなど飲食店、アヤラモール、SMモール、ロビンソンズなどの大型モールなどショッピングやグルメが楽しめる場所がたくさんあります。セブシティが一望できる山頂展望台もおすすめ。
ダウンタウンと呼ばれるメトロセブ周辺には、マゼランが1521年に造ったとされるマゼラン・クロス、フィリピン最古のサン・ペドロ要塞などの歴史的な観光スポットから庶民の台所カルボン・マーケットまで複数のスポットがあります。
周辺観光地
セブ島周辺のビサヤ諸島の島々にも船や飛行機で行ける観光スポットがたくさんあります。
例えば、ビサヤ諸島の北西に位置する白砂の美しいビーチで有名なボラカイ島。
セブのすぐ南東にあるボホール島は、チョコレート・ヒルズや小さなメガネザル「ターシャ」が見られることで有名です。
ネグロス島には、仮面と華やかな衣装を身にまとった人々が練り歩くパレード「パナアド・サ・ネグロス・フェスティバル」で有名なバコロドがあります。
上記のように周辺の島々もそれぞれ独特な魅力を持っていますので足を延ばしてみると新たな発見と体験に出会えるはずです。
セブ島にある紹介校
ポルタ留学センターでは、セブにある下記の17校をご紹介しています。
まとめ
いかがでしたか?
セブ島についてよりクリアにイメージできるようになったと思います。
セブ島は、フィリピン有数のリゾートエリアだけあってマリンスポーツからリラクゼーション、バカンス、ショッピングなど旅行好きを惹きつけて離さない魅力的なアクティビティがたくさんあります。
また語学学校も多く、それぞれが独自の強みを磨き高いクオリティーの教育サービスを提供しているので勉強面でもおすすめできるエリアです。
遊びの誘惑が多いので、木をしっかり持たないと遊びに流れてしまいそうですが、メリハリのある生活を送ることが出来れば英語も伸び、思い出もたくさん得られる最高の留学が実現できるでしょう。