英語の分詞って覚えていますか?
現代分詞とか過去分詞とかのあれです。分詞構文とかも聞き覚えがあると思います。
この分詞、実は結構会話の中で使うことが多いんですが、使いこなせている人も意外と少ないんです。
そこで今回は、分詞についておさらいしつつ、どうやって使用する際のポイントもまとめて説明していきます。
それではさっそく始めましょう。
そもそも、分詞って何?
もしかしたら分詞についてど忘れしてしまった読者もいるかもしれないので、まずは簡単に分詞のおさらいからしましょう。
分詞には、現在分詞と過去分詞のふたつの用法があります。
どちらも形容詞の働きをしますが、現在分詞は、Vingの形をとり「~する/~している」という意味を表し、過去分詞は「~される/~された」という意味を表します。
では、例文も交えながらそれぞれの特徴をさらに細かく見ていきましょう。
現在分詞
例文①:That boy playing piano is Jack.(ピアノを弾いているのはジャックです。)
例文②:Look at that dancing boy.(踊っている男の子を見て。)
上記の例文①のように、playing piano(ピアノを弾いている)という現在分詞がThat boy(男の子)を修飾して「ピアノを弾いている男の子」という一文を作っています。
現在分詞が後に語句を伴って名詞を修飾するときは、このように「名詞+現在分詞+語句」の語順となります。
例文②では、dancing(踊っている)という現在分詞がboy(男の子)を修飾し「踊っている男の子」という一文を作っています。
現在分詞が単独で名詞を修飾する場合はこのように「現在分詞+名詞」の語順となります。
このように現在分詞が、動詞をing形にして名詞を修飾する形容詞のような働きをすることがお分かりいただけたと思います。
過去分詞
例文①:Look at that broken window.(壊れた窓を見て。)
例文②:I want to get a car made in Japan(私は、日本で作られた車が欲しい)
上記の例文①のように、broken(壊れた/壊された)という現在分詞がwindow(窓)を修飾して「壊れた窓」という一文を作っています。
過去分詞が後に語句を伴って名詞を修飾するときは、このように「過去分詞+名詞」の語順となります。
例文②では、made in Japan(日本で作られた)という過去分詞がcar(車)を修飾し「日本で作られた車」という一文を作っています。
過去分詞が後に語句を伴って名詞を修飾するときは、このように「名詞+現在分詞+語句」の語順となります。
分詞構文
分詞構文は、書き言葉で使われる表現で英会話で使うことがほとんどないという理由から今回は細かい紹介はしません。
ただし、分詞構文の慣用句に関しては日常会話で使用することも多いので紹介します。
・Judging from~(~判断すると)
・Considering~(~を考慮すると)
・Speaking of ~(~と言えば)
・Generally speaking~(一般的に言うと)
・Strictly speaking~(厳密にいうと)
まとめ
いかがでしたか?
分詞の働きについて理解が深まったかと思います。
分詞は、とっつきにくい印象がありますが、ふたを開けてみれば覚えるのは意外と簡単です。
・動詞をing形か過去分詞形に変えて形容詞的な働きをさせる。
・現在分詞だったらingをつけて「~する/~している」
・過去分詞だったら「~された/~されている」という受け身の感じになる。
この3つを覚えておけば問題ありません。いたってシンプルですね。
分詞構文は会話ではほとんど使わないので慣用句さえ覚えておけばOKです。
ぜひ実践で使って会話に活かしてみてください。