海外に渡航する際の入国審査が不安という方は多い。
「もし入国管理官から色々と英語で質問されたらどうしよう…。」
「必要書類を忘れて入国できなかったらどうしよう」と心配になるという。
日本のパスポートの信用度は高いのでほとんどの場合入国管理官から何の質問も受けずに問題なく入国でるが、たまに必要書類の不足などで入国に手間取る留学生もいる。
英語あまり話せない状態で入国を引き留められ別室に連れていかれたらパニックなるはずだ。
この記事ではあなたがそんな目に合わないために、フィリピン入国審査のガイドラインを書いてみた。
フィリピンに入国する前に読んで活用してほしい。
フィリピンへの 入国審査 に必要なもの
以下にフィリピンの入国審査に必要なものを記載する。
パスポート
フィリピンに入国するためには、有効期限が6か月以上残っているパスポートが必要だ。
もし期限が6カ月以下だと入国できない場合があるので、渡航前に必ずチェックしてほしい。
有効期限は、パスポートの「有効期間満了日/Date of expiry」の部分で確認することが出来る。
期限が足りない場合は、パスポートを更新(切替発給)する必要がある。
パスポートの更新には数日かかることがあるので、直前になって期限切れに気づくと入学日を遅らせたり、飛行機のチケットを買いなおさなければいけなかったりと余計な手間とお金が掛かる可能性もある。
パスポートの有効期限は留学日よりもだいぶ前にチェックしておこう。
パスポートの更新(切替発給)については、外務省が紹介している「国内及び国外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類」が参考になる。
入国カード
入国カードは、フィリピンに入国際に提出する書類の一つだ。
飛行機の中で客室乗務員から配られるので、出来る限り飛行機の中で記入しておくことをお勧めする。
入国カードを欠き忘れると再度書き直しを命じられ、列に並びなおさなければいけなくなる。
仮に配られなかった場合は、マニラ空港のイミグレーションの近くでも受け取ることも出来る。
また入国カードは間違いのないように記入しよう。
入国カードの記入について気を付けるべきことやサンプルは「【重要】留学生のためのフィリピン入国審査徹底ガイド」でも詳しくご紹介しているので参考にしてほしい。
帰りの航空券のe-チケット
フィリピンに入国するためには、復路のチケットもしくは、第三国へ渡航するチケットが必要となる。
片道チケットのみの購入では入国できないので注意が必要だ。
また復路または第三国へ抜ける航空券を購入しているかどうかを確認される可能性があるので、eチケットをスマートフォンに保存、もしくは印刷しておくことをお勧めする。
もし長期間の留学や留学後にフィリピン国内の旅行を計画していて、いつフィリピンから出国するか分からない場合は捨てチケットを購入するというテクニックもある。
詳しくは、「捨てチケットについて」を参照してほしい。
語学学校の入学証明書
語学学校の入学証明証も念のため印刷して手元に持っておくべきだ。
下記にサンプル写真を載せる。
理由は、この後に紹介している入国管理官からの質問に対処するためだ。
入学証明証は、学費の支払いが済んだ後に学校から発行される。
あなたのもとにはエージェントを通してメールで送られることになる。
よく聞かれる質問とその返答例
海外旅行経験が多かったり(パスポート内にたくさんのスタンプがあったり)、複数回フィリピンに訪れたことがある人などは渡航の理由などを聞かれたりする場合がある。
その対策として、ここからは入国管理官が聞いてくる代表的な質問とその受け答えのサンプルを記載する。
よくある質問1|渡航期間
How long will you stay here in the Philippines?(どれぐらいフィリピンに滞在しますか?)
上記とてもよく聞かれる質問だ。
上記の質問をされた場合は、フィリピンに滞在する期間を正直に答えて欲しい。
帰りのチケットの日付と違っていると怪しまれるので、帰りのチケットの日付を伝えるといい。
よくある質問2|渡航理由
What will you do in the Philippines?(フィリピンで何をしますか?)
上記のようにフィリピンへの渡航理由を聞かれる場合もある。
その際は「I came here for studying English.(英語を勉強しに来ました。)」と言えばいい。
同時にどこで勉強するかと聞かれる可能性もるが、その対策として入学許可証を見せるようにしよう。
よくある質問3|ビザについて
Do you have a student visa?(学生ビザはありますか?)
もしフィリピンで勉強をするといったときにセットで聞かれる質問だ。
この質問をされた際は必ず「I don’t have a student Visa now because academy will proceed Special Study Permit for me.(学校が私の特別学生許可証をの手続きをするので、今は学生ビザは持っていません。)」と答えて欲しい。
外国人がフィリピンの語学学校で勉強するには「特別学生許可証(Special Study Permit)」を取得する必要があるが、取得自体は渡航後に現地で行うことになる。
つまり、まずは観光ビザでフィリピンに入国し、学校に着いた後に特別学生許可証の申請手続きをするのだ。
入国カードの渡航目的で「Pleasure/vacation(休暇)」の欄に印をつけるのもそのためだ。
特別学生許可証は、イミグレーションから許可を受けた公式校のみが発行できる。
つまり、それが発行できない場合は違法に学校を運営していることになる。
詳しくは、「フィリピン留学の裏事情!語学学校で3年働いて分かったこと」でチェックしてほしい。
当社がご紹介している語学学校は全て特別学生許可証を許可された合法の語学学校で、申請手続きはすべて語学学校の職員が担当してくれるので安心だ。
入国スタンプのチェックを忘れずに!
無事に入国した後も気が抜けない。
フィリピンの入国管理官は時たま入国スタンプを押し忘れることがあるからだ。
入国後にしっかりとパスポートを見直して入国のスタンプが押されているかをチェックしよう。
上記の写真が入国スタンプだ。
入国した日付とビザの有効期限が記されている。
もし後でスタンプの押し忘れに気づいた場合は、マニラ空港に戻って再度スタンプを押してもらう必要があるためとても面倒だ。
そうならないように入国した際にしっかりとチェックするようにしよう。
まとめ
いかがだろうか?
フィリピンの入国審査の流れや注意点がお分かりいただけたと思う。
入国審査では不審に思われないように挙動不審な行動は避け、堂々としよう。
初の海外渡航などで緊張するのは分かるが、動揺しすぎると逆に怪しまれ、いらぬトラブルに巻き込まれる可能性がある。
この記事内にある情報を予習しておけば、入国時に焦ることなくスムーズに手続きを済ませることができるのでしっかり予習しておこう。